ハナとピアノの話

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2025年3月くらいから、ピアノを習っています。

もともと、幼少期から高校生(正確には中学生?)くらいまで習っていたので、再開組です。

私がピアノとどんな風に触れあっているか、触れ合ってきているか、ちょっとだけ語らせてくださいまし。

目次

始まりは3歳から

私がピアノを始めたのは3歳のころ。4歳になる手前だったそうな。

両親が何か習い事をはじめさせようと思ったらしく、「ピアノと水泳、どちらがいい?」と聞かれた私はピアノと即答し、ピアノを始めることになったそうです。

昔から歌もよく歌っていたようなので、音楽が好きだったんでしょうね。

他人事なのは当時の記憶がないからです。ないよさすがに

ちなみにこの時選択しなかった水泳は小学5年生のころ、ちょっとだけ習いました。

25mをクロールで泳ぎ切れるようになったところで、送迎バスの車酔いを理由に辞めました。

大好きなのはピアノか先生か

さて、YAMAHAのアップライトピアノ(消音ユニット付)を買ってもらい、いざピアノのお稽古開始。

とはいえ、最初はいきなりピアノを弾くというよりも、子供用のドリルみたいなのを使ってリズム遊びをしたり、音符の音の長さを覚えたりしていたようなうっすらとした記憶があります。

そして、そのころ私が教わっていた先生は、なんとピッチピチの20台前半のとっても美人なおねえさん先生。

もう先生の年齢をとうに超えてしまいました。元気かなぁ。

先生のご自宅に行ってレッスンをするのではなく、我が家まで先生が来てくださってレッスンしてくれるスタイルでした。

きれいで優しくて、かわいがってくれる先生が私は大好きでした。

が、レッスンではたまに泣いてました。先生が。

「ハナちゃん、練習した?」と言われることは1度や2度ではなかったわけですが、あまりにも私が練習をしないと、どうすれば練習してくれるのかと先生が真剣に涙目になっていて。

子供心に申し訳なさを感じた私は、自分も涙目になりながら真剣にピアノと向き合うわけです。

それを見た先生、号泣。

そして私も号泣。いや泣くくらいなら練習しろや

でも、たまーーーーーーーに来るんです。

ものすごい勢いで練習する週が。

ピアノ弾くのたのしーーーーーーーーーーーーーー!!みたいなハッスルモードが。

いつも2度や3度どころではないくらいやり直しになる練習曲を、1週間でクリアしちゃうようなときがあるわけです。

そうすると先生今度は「ハナちゃん、どうしちゃったの!?」と嬉し泣きしながら楽譜に花丸書いてくれたりするわけです。

本当にかわいい先生でした。泣かせてごめんなさい

ちなみにハッスルモードは大体その1週で終わります。燃え尽きちゃうぜ。

ピアノは好きだけど練習は嫌い。でも、続けてこられたのは何より先生が好きだったからだろうとも思います。

たまに、プライベートでコンサートに連れて行ってくれたり。本当によくしてくれました。

ピアノのレッスンルート

興味がある人がいるのかわかりませんが、当時習っていたレッスンの中身を覚えている範囲で書き出してみようと思います。

ミッキーとあそぼう ディズニーおんがくドリル

ファーストステップだったはず。多分。何冊かやったと思います。

わんわん物語のララルーを弾いたか歌ったかした記憶がふんわりと

メトードローズ ピアノの1年生

ここらあたりで短いながらピアノの曲を練習するということをはじめたような。

メトードローズ ピアノの練習ABC
ブルグミュラー 25の練習曲

多分この2冊は同時期くらいにやっていたような。若干ずれているかもしれませんが。

結構きれいな曲が多かった気がします。

メトードローズに進んだ私はバイエルは通らなかったのですが、小学校でピアノを習っているお友達はバイエル派が多かったような気がするな。

ブルグミュラーはみんなやってた。

みんなアラベスク弾いてた。

メトードローズ ピアノの練習ラジリテー

ピアノの練習ABCが終わった後、そのまま続けて練習した本です。

しかし、ABCほど曲の印象はあまりないので、結構指の練習がメインだったのかしら。

ハノン

いつから始めたか覚えていない。

最初の指の練習のところだけで、音階・アルペジオまでたどり着かなかった気がします。

ツェルニー30番
ソナチネ

ラジリテーが終わったらそのままツェルニー30番。

大人になって再開してから、このツェルニー30番から練習をやりなおしています。

同時期くらいでソナチネも。

モーツァルトが有名ですが、私はクレメンティが好きだったな。

ツェルニー40番

ツェルニー30番を終えてそのまま流れで。40番はほぼできなかったような。

ソナタ

ソナチネの後、そのまま移行しました。

これもあまりできなかったような気がします。

終わりのきっかけは

ピアノが嫌いでやめたわけではなく、きっかけは受験と親の離婚でした。

中学3年生になったくらいで、いったん高校受験のことを考えて、お休みをもらうことにしたのですね。

で、そのころの私はまた高校に受かれば、ピアノを再開できるものだと思っていました。

ところがどっこい

高校に無事に入学するも、予想外のことが起きました。

父親がいきなり会社を辞め、あげくのはてにニートになり果ててしまったのです!!

母親は、高校生の私と小学6年生の弟、そして40代の無職のおっさんを支えるためにパートに出るも、到底生活費を賄いきることはできず、貯金を切り崩しながら1年間生活をしていました。

さすがにそのころの家計状況の詳細は知りませんが、ピアノを再開したいと言える雰囲気ではなかったことを覚えています。練習してなかったし強気にもなれない

で、最終的に母親は離婚を選び、家もピアノも売られ、母親と弟と3人で心機一転の生活が始まったわけですが、ここで本当の本当に、ピアノをやめることになり、そのまま私はピアノから離れることになりました。

うつ病になったとき、心の支えになったもの

さて、それから月日は流れて3年後。

私は高校を卒業し、そのまま就職して社会人となりました。

が、初めての社会人生活を軽く見ていた私は、当時その重荷に耐え切れず、うつ病で休職してしまったのでした。

今思えば、何を弱っちいこと言ってんだと思うんですけど、18歳の私は、へなちょこ社会人でした。

さて、休職している間、病院で薬をもらって、ずっとベッドで寝込む生活が続いていたわけなのですが、少しずつ回復してきたころに、私が求めたのがピアノでした。

もう一度ピアノが弾きたいと、頭の中がいっぱいになったのです。

別にレッスンに行かなくてもいいから、鍵盤に触りたい!!となり、一度ピアノが設置されたレンタルルームに行って弾いてみました。

でも、そしたらもっと弾きたくなってしまって。

当時賃貸に住んでいたので、さすがに本物のピアノはおけないけれど、電子ピアノなら…と思い、貯金を崩して、電子ピアノを買いました。

KORGのDK-450。確か10万くらいだったかな。

本物のピアノではないけれど、鍵盤が程よく重くて、また家でピアノが弾けるんだと、とてもうれしくなりました。

練習を真剣にしていたわけではないけれど、たまに好きな曲の楽譜を買って、練習するのが息抜きになり、休職していた職場は結果的には退職になってしまいましたけど、その後新しい職場で仕事に復帰した後も、定期的にピアノに触るようになりました。

結婚・子育て…ライフステージが変わっても

それから数年以上、たまにほかのことに夢中になって練習をさぼることはたくさんあるものの、定期的にピアノを弾いてきました。

練習を本格的にやっていたわけではないので、決して上達はしていませんが、それでもピアノがいつでも弾けるというのは私にとって精神安定剤になっていたような気がします。

20代、30代と仕事が忙しくなり、結婚や妊娠・出産というイベントがあり、何か月もピアノを触らない時期もあったけど、それでもやっぱりピアノが好きなことは変わりませんでした。

そして、子供が3歳になる直前の今年の3月、とある転機が訪れます。

それは夫の、ある一言から始まりました。

「俺…ギター始めちゃおっかな…」

…Why?

急にどうした夫よ。今までギターのギの字も出てこなかったじゃないか。

と、突然の相談に意表を突かれましたが、基本的に小遣いの範囲であれば好きにしてくれのスタンスなので、「興味あるならやったらいいんじゃない?」と無責任に背中を押しました。

そして、自宅の近所にたまたまあったんです。

ギターとピアノを両方教えてくれる教室が。

もうこれは神様がやれと背中を押してくれているのでは???ということで、同じ教室で夫はギターを、私はピアノを教えていただくことにしました。

以前教えてくださっていた先生を探していた時期もあったのですが、もう教えられていないのか全く情報はなく。

違う先生にいまは教えていただいておりますが、今の先生もとっても優しく、丁寧に教えてくださります。

子供のころよりも、さらに表現手法などの踏み込んだレッスンをしてくれるので、それが面白い。

大人になってはじめるピアノというのは、子供のときのレッスンと全然違って、練習も自主的にやりたくなるようです(感想には個人差がございます)

元経験者ということもあり、3月にレッスンを初めて6月で発表会に参加したりと、とても濃厚かつ刺激的なピアノライフを送っています。

最後に

今はハノンとツェルニー30番の練習、そして私がやりたかったバッハのインベンションをお願いしてやっています。

バッハ。

なんでやりたいなんて言うたんでしょう

体験レッスンに行ったとき「何か楽譜は持ってる?」と先生に聞かれたので、バッハのインベンションを差し出したら、先生に「真面目!!!!!!!!!(笑)」と爆笑されました。

バッハ、バロック音楽はめちゃくちゃ好きなんですよ、好きですけど、まーーーー難しい。

バッハ舐めてた。ごめんなさい。

でも、曲が好きなのと、先生から「バッハやったら確実に上達はする」という言葉をもらって、前向きに練習中です。

ツェルニーも改めてやるとこんな難しかったっけ?と思いますが、ツェルニー50番の50番目の練習曲がめちゃくちゃかっこよくていつか弾きたいと思っているので、たどり着けるかどうかはわかりませんが、頑張ります。

引き続きこのブログでも、ピアノのレッスンで思ったことや練習している曲のこと、色々と書き綴っていければと思いますので、よろしければまた覗いてみてくださいませ。

それでは!!

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この記事を書いた人

30代、中間管理職のフルタイムワーママ。
ピアノ・お絵描き・スキンケア・ダイエット・ゲーム・読書など趣味は多岐にわたるなか、ブログ始めました。
時間の捻出方法を模索中です。

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